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エンドラーズの品種固定、いつまでも採集魚の新たなカラーバリエーションに頼っていても。。

いつも書いている通り
エンドラーズ/ポエキリア・ウィンゲイ(PW)はas is のお魚です。
一様「固定」されたという品種でもその時々で微妙な色彩や斑点などが
変化することがあって、友人とは
「今がこういう形なんだ、と理解しましょう」みたいな
事が幾度となく起こります。
でもⅠ品種ごとに私なりのスタンダード(規定)はしているので
大きくブレることはありません。
ようは飼育者一人ひとりの「観察眼」(observation)によって常に選別を繰り返す事
「品種固定」ではないかと思います。

同じ品種でも5年以上維持していくと飼育者其々に特徴を持った魚が出来上がる、
これがエンドラーズ/PW飼育の醍醐味なのかな(笑)。

私がカラーパターン(バリエーション)の中で1番重要だと思っているのは
「メラニン」=ブラックの輝きです。エンドラーズ/PWが他のポエキリア・レティキュラータ
やオブスクラ、そのHBであるグッピーと一番違うのは「メラニン」=ブラックの輝きに代表される
メタリックなボディだからです。

話戻って「品種固定」の具体例を紹介しましょう。
常に水槽を丁寧に観察し、魚をじっくり見極める、
もちろん「偶然だよね」って言われてしまえば
それまでなんですが(笑)。

2005年、初めてマイアミ在住のAdrian君からかれが固定した
2004年のラグナ・デ・パトス採集魚を購入した際、
その中の1つがこの魚でした。

エンドラーズ2004 SB.スネークスキン Endlers 2004 SB. Snake Skin
カープ宅 011 (640x428).jpg

エンドラーズといえば「スネーク・スキン」、私はとても好きな魚でしたが
我が水槽では1年足らずで肝心の縞模様が焼失していきました。
XXX=21103 010 (640x480).jpg

消失した腹部の縞模様に変わってメタリックに輝く腹部、眼上にメラニンは乗るものの、
何とも寂しい限りでスネーク模様の回復を待ち望んでいましたが、
半年たっても現れず、「この水槽止め、、」と考えていたら
腹部がオレンジに染まる個体が出現したのです^^。
XXX=21103 011 (640x480).jpg
これが最初に出現した現在の「オレンジボディ」の原型です。

実はこういう魚を以前Adrian君宅で発見入手していました。
彼曰く、
「突然出てくるんで固定出来ていない」ということでしたが
無理言って♂だけ入手、到着後 nemo師匠に撮影していただいていました。
(懐かしい^^)
ZZZ2013 011 (640x442).jpg

Adrian君の言った通り、オレンジに染まる個体は1腹半分になるまで2年、
90%になるまで2年以上かかりましたね。でも私なりの観察眼(Observation)
でボディが赤味を増すように選別していく時間が持てた、とも言えるので^^。
012 (640x428).jpg

ここまで苦節約5年てやっと
エンドラーズ2004 SB.オレンジ・ボディ Endlers 2004 SB. Orange Body
は完成したのです^^。
033 (640x428).jpg

まだお話しは終わりません(爆)。

ボディのカラーが赤味を増すに連れ
ボディの下部に小さなメラニン=ブラック班が出る魚が出現してきました。
最初は捨てていたのですがそういう魚に限って尾筒にピーコック模様が
乗る個体が多い事を発見し分離して飼育し始めました、
ちょっと自慢気に、これが私の観察力(Observation)かな(爆)

ひな祭2013 001 (640x428).jpg

分離した途端、この黒班はボディをスラッシュしたような縦切り模様になっていきました。
エンドラーズ2004 SB.スラッシュ・オレンジ・ピーコック Endlers 2004 SB,Slush Orange with peacock
の誕生です^^。
001 (640x428).jpg
Nov242013 006 (640x428).jpg
まだ「固定」までには至っていませんが
今後楽しみな「私のエンドラーズ/PW」になりそうです。

今回の様なドラッスティック?(笑)なケースはそうないかもしれませんが
品種、としてのガイドラインをしっかり自分の観察眼(Observation)が持てれば
微妙に変化し続ける自分の水槽から「自分のエンドラーズ」を作出する事は可能です。

最近では諸外国のブリーダーとの交流も盛んになり新な色模様(カラーバリエーション)
を入手することも容易ですよね。私のところにも「水槽足りない!」っていうくらいの
魚が到着しています。
私が今まで維持してきたラグナデパトスのあるクマーナのエンドラーズに加え20キロぐらい離れた
コンパーマの魚の数々もきていますが「採集=品種」みたいな扱われ方に正直ガッカリですかね。
自分で飼い込んで「自分のエンドラーズ/PW」を固定する、というよっぽどの覚悟がないと、
特にコンパーマの魚は扱えない、というのが今、水槽の魚見ながら想っている覚悟です。
ラグナ・コンパーマ以外でもリオ・オレ(Rio Ore),エル・ティグレ(El Tigre) 等、
採集地=品種みたいな扱われ方になってしまうと、、、、、もう異次元かな(爆)。

私の観察眼(observation):やっぱり、違いますよね?
この比較のために魚取り寄せてみましたが。

2006 and new 023 (640x428).jpg

それでは^^













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