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エンドラーズの品種固定とグッピーとのハイブリッド(HB)作出の違いについて

爺はエンドラーズ水槽内で出現する自分好みのユニークなボディの色彩の魚を固定してきました。
2004年系でいえば「オレンジボディ」、
2006年系では「エメラルドグリーン」→「ブルーネオン」、「ブラックハット」、そして最近では

エンドラーズ2006「お歳暮」
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・エンドラーズはベネズエラ原産の Poecilia WingeiあるいはEndlers Livebearer という名称を持つ原種です。
通常お魚の色彩や形というのは統一されたもので採集時においても殖やしても微妙な違いはあるものの
基本的には同じものが出てきます、
他の原種が「金太郎飴」的であるのに対してエンドラーズは変幻自在な色彩と形質を持った魚が現れる
非常にユニークな原種です。もちろん「採集魚」のほとんどはグリーンのボディにメラニン(黑)班、それに加えて
レッド(赤)班で構成されている(お年玉のような)のですがそれらに交じってユニークな色模様や尾鰭の変化した
個体がいます。
「2004系」についてはマイアミのAdrian君がこういった♂にエンドラーズの処女♀を交配して固定していったのです。
我が家に今でも維持している「フレームテール」、「ボトムソード」、「イエロートップソード=EJ:イエローアーチ」
「オレンジドット」、「ブルートップソード=EJ:シルク」などがその品種ですがいずれもピュア(100%)エンドラーズ
であることを改めて書き留めておきます。
「2006系」は採集魚のF1を採集者のアルマンドさんから送っていただいた魚達です。ちなみに2004、2006という表記は採集年度であり採集地はいずれもベネズエラ国、クマーナ地方のラクナデパトスという4つの
池(沼)からなる湖?です。誰かが固定してくれた魚を購入する、これが出来なかった2006、到着の段階で
「エメラルドグリーン」や「ブラックハット」は選別し、それでも3年以上かかってようやく固定出来ました。
わが家には2006年採集魚の「雑居水槽」というのがあってその中から掬いだして固定したのが
この「お歳暮」なのです。ボディが赤に近いオレンジ、メラニン(黑)斑は色々ですが(笑)強烈なイメージがあって
好評のようです^^。
2006系ではまだ2つのお魚を「固定中」なんですが、、、、、
その一つをご紹介、まだまだ、もう4年目なのに、、

エンドラーズ2006ブラックピーコック・ブルーボディ
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今は撮影可能なほどこういった魚が泳いでいるんですが、
しばらくすると、、の繰り返し(失笑)。
それでもいつの日にか固定させようと気長に粘ってます。
ほかにはメラニン班がボディ全体を覆う「ブラックボディ」にも挑戦中です。

ここまでがエンドラーズだけで交配をし品種固定をしている例ですが
一方グッピーとの作出交配によって作出するハイブリッド(HB)も数少なくなりましたが行っています。
爺のところで有名?なのがこれ。

エンドラーズハイブリッド(HB) X-Japan Blue
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これは故筒井氏のお店で購入したグッピー=エックスジャパン・ボトムソードの♀とエンドラーズ♂を交配して
作りました。ブルー色はグッピーからこの輝きと発色はエンドラーズからもらい体型は爺好みのエンドラーズ
にまとめています。HB同志で掛け合わせを続けるとエンドラーズの輝きが失せていくことに気づいてから
常にエンドラーズの♂に戻し交配をしています。

もうひとつ、これは「検証=確認」のために繁殖している水槽があります。
「スリースポット=3 Spots」というヨーロッパで作られたグッピー品種のエンドラーズへの戻し交配です。
「スリースポット=3 Spots」
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この魚はワイルドグッピー=レチキュラータ?とエンドラーズとの交配で作られた、と聞いているんで
戻してみたくなったのです^^。
まだF1なんですが
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3つ目は消えるんですが、何気に「近い」ですよね(笑)。
こうなったらエンドラーズ体型の「3 Spots」を作ってみましょうかね。

いずれにせよピュア(100%)エンドラーズの品種固定とグッピーとのハイブリッド(HB)との違いを
少しでもご理解いただければ、と。
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コメント 9

かりめろ

戻し交配って、どうやってするのか、知らないんですけど、いつも綺麗なレティキュラータとエンドラーズ見せてくれて、ありがとうございます。
by かりめろ (2012-11-20 22:15) 

Blue

うちの2006のブラックピーコックに関しては、最近は青い雄は出ない時期の様です。
2007年に輸入した当時はよく出現したんですが…まぁ、そのうちまた出るんじゃないかと弛く維持しております。
数だけは殖えてますけどね(笑)

スリースポットの方は輸入された系統のまま2Pr維持している水槽と、やはり爺さんと同じくエンドラーズに戻し交配した水槽がありますが、まだ発色していないですから何とも(-_-;)

今は、プエルトラクルツの立て直しに力を入れてます。
最近、ときどきネット通販で見掛けるプエルトラクルツは2001年のDr.Rormanの系統とは全く別物で、あまり美しくないですね。
本来この系統の特徴であった、ボディの発色初期に下地に載るべき筈のブルーが載ってこない。

あの頃のままの固体をお見せ出来るようになるのは、半年くらい先になりそうですが、復活させますから待ってて下さいね!
by Blue (2012-11-21 01:32) 

一成

いつも御世話になります。
我が家に来た2006ブラックピーコック、最初の三日程は、
水槽覗くと奥に隠れていましたが、今は「エサちょうだい!」と近寄って来ます。
F1も6匹程取れました。ブルーに輝く個体にチャレンジします。

フレーム・テールもF1が取れました。

しかし!「お年玉」のF1、9匹すべて♀?
そうだとしたら、維持して繫いで行く難しさを始めて痛感する事になります。

by 一成 (2012-11-21 10:10) 

大郎

やっぱり原種って魅力的ですよね~~♪
ま~~エンドラーズ以外の原種ってあまり興味がないですが^^

現地では原種が安全に維持されてるんですか~??
日本の琵琶湖やらみたいにブラックバスやら外来種がドンドン勝手に放流されてえらい事になったりしないんですかね~~??

お馬鹿なやつがグッピーを放流~~~!!!
ってな事しないんですかね~~

お馬鹿なやつのせいで原種がいてるのは一部の人の水槽の中だけになりそうですね(涙)


by 大郎 (2012-11-22 12:30) 

KI

知らないことばかりなので、勉強になります!!
ありがとうございます。

綺麗な個体ばかりで凄いですね!!

by KI (2012-11-22 18:48) 

ゆーと

お久しぶりです^^;
就活あたりから最近お魚関係から離れていました・・・。

スリースポット絶好調ですね(^-^)
うちのはようやく立て直おりそうな傾向です。

またお会いしてお魚談義したいです♪
では。
by ゆーと (2012-11-23 00:19) 

エンドラ爺

かりめろさん
コメントありがとうございます。
「戻し交配」
文化系魚飼いが説明しても、、(失笑)。
以下ご参照ください。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1059256050

Blueさん
ご承知の様に我が家ではプエルトラクルツ絶えちゃったんでホントによろしくです。確かに最近出回ってる魚は
「赤系」なんでね、それにボディに出る黒縦縞が特徴的なんですが。期待してまっす!。

一成さん
順調そうでなにより^^。
お年玉は結構難しいですよ。
ボディ全体が濃いエメラルドグリーンでその上に筆で塗ったようなエンドラーズ班と赤斑、背びれがブルー、そんな魚ができたら見せてください^^。

太郎さん
現地では魚一般に保護のための輸出規制、それに
開発による環境破壊がどんどん進んでいるみたいです。
「グッピー放流」って話は特に一部のグッピー大好き連中の想像世界のようですが(大笑)。
いずれにせよ野生下ではいなくなってって
動物園でしか見られない珍獣みたいな現象がお魚にも
起こってくるんでしょうね。

K1さん
爺にしても61歳なんですがまだまだ勉強の連続ですが
とっても楽しんでます。
奥深いですよ魚の世界も^^。

ゆーと君
Blueさんと貴男がどうしてるのか?って
噂してたところです。近いうちにまた魚談義しましょうね。
by エンドラ爺 (2012-11-24 00:55) 

東條

スリースポット何気にかっこいい♪
愛媛でエンドラーズ売ってるの見たことないですね^^;
うちのエンドラーズはそろそろ色が出そうです。
20匹ぐらいになったので群れている姿が奇麗ですね。

by 東條 (2012-11-25 02:09) 

エンドラ爺

東條さん
東京でもCakumiを除けば同じですよ。
売っていてもタイ輸入の♂のみか、
あとはエタイの知れないHB的なエンドラーズばかりです。
関東のお店は「震災」以降客足が非常に落ちていて
「売れない魚は置かない」という店が多くなっています。
問屋さんも「売れない卵胎生は扱わない」、ということになっているらしくて、、。
でも好きな連中が殖やして少人数でも好きな人達のネットワークが出来れば枯渇することなく維持できるのでは、と
考えてます。
by エンドラ爺 (2012-11-26 21:26) 

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